そもそもなぜ八重歯(犬歯、3番目の前歯)になるのかというと、他の歯よりも後に生えてくるためです。犬歯が生えてくる場所にスペースが無ければ外側に生えるしかありません。
犬歯が外側に生えてしまった状態を言います。犬歯が正しい位置に生えていれば八重歯とは言いません。
唇がうまく閉じなかったり、唇の形がゆがんでしまいます。また、唇の内側を傷つけやすいので口内炎になりやすくなります。また外側に出るだけではなく、両隣の歯との重なりがある事が多いですので、重なった部分が虫歯、歯周病になりやすくなっています。八重歯はその歯だけではなく他の歯にも悪影響を及ぼします。見た目も悪く、海外ではドラキュラをイメージするため嫌われます。実際に当院で八重歯の歯並び治療を行った方の症例写真を元に治療方法をご説明致します。
矯正方法1
この症例写真は見てわかる様に著しく前方に突出しています。
また、乳歯も残っていました。両側の八重歯と残っている乳歯は抜歯をしてセラミック法で矯正を行いました。
矯正方法2
向かって左側の八重歯はかなり上の方から生えていますので抜歯をしました。
抜歯をした後、両隣の歯に隙間がありましたのでその2本にセラミックの歯を被せて隙間を無くしました。
矯正方法3
この症例写真は全体的な歯並び矯正です。
左の八重歯は抜歯しました。初回の治療時に抜いて仮歯を入れますので、すぐに歯並びがきれいに整います。
矯正方法4
写真向かって左上の八重歯を抜歯しています。抜いた歯の両隣の歯にセラミックを被せて歯並びを整えました。1回目の治療時に仮歯を入れますのですぐに見た目が改善されます。全体的にホワイトニングしていますので、歯の色も白くなりました。
矯正方法5
この方は受け口の方です。上の前歯がかなり引っ込んでいますので、その影響で八重歯になってしまっています。受け口も治療するので上下12本のセラミック法での施術を行いました。治療後のお口元の写真を見ると、まるで別人のようになりました。
矯正方法6
この方は上下の歯が八重歯になっています。この歯は抜かずにに治療しています。
下の犬歯が八重歯になっている方もいらっしゃいます。この方は抜歯していませんがかなり外側から生えていたりする場合は抜歯する事もあります。