後天的な原因は幼少期にある
先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な原因とは遺伝的なもので骨格から出っ歯の場合や歯が遺伝的に出ている方です。
後天的な原因で多く見られるのが幼児期から長期間にわたる指しゃぶりです。2歳くらいまでの指しゃぶりは生理的なものですがそれ以降は骨の発達や歯の生え方に影響しますのでやめるようにするべきです。また舌癖といって食事や水分を飲み込む際に舌を前に押し出して飲み込む癖のある方がいらっしゃいます。これも幼少期からの癖ですので、もし癖が見られるようであればやめさせなくてはいけません。継続的に舌を前歯の裏に押し付けると歯が前に出てしまいます。また、前に出るだけでなく開咬という状態にもなってしまいます。開咬というのは上下の歯をかみ合わせた時に前歯がかみ合わずに隙間が空いている状態です。開咬ですと細いものや麺類などが噛み切れません。下唇を咬む癖や吸う癖が小児期からある方も出っ歯になりますので、改善する必要があります。
先天的
骨格から出っ歯の場合や、
歯が遺伝的に出ている方
後天的
指しゃぶり、舌癖など幼少期からの癖
下唇を咬む、吸うなど小児期からの癖