虫歯で歯茎が腫れるのはなぜか?
腫れたらどうすればよいのでしょうか?
虫歯による歯茎の腫れの原因は根の先の病巣
虫歯を放置してしまった場合は、歯茎が腫れることは多々あります。
虫歯による歯茎の腫れの原因は根の先の病巣です。
体が元気な状態であれば痛みや腫れは感じないのですが根の先の病巣が急性化して、歯茎が腫れます。
この際に歯茎が赤く腫れたり、顔まで腫れることも少なくありません。
炎症が強いと発熱する事もあります。
抗生物質と消炎鎮痛剤を服用し、ある程度炎症がおさまってきたら、原因となっている虫歯の治療をします。
歯茎が腫れるまでの過程
虫歯が原因で歯茎が腫れるのは、根尖病巣が原因であることが多いです。
根尖病巣は、虫歯が進行して神経が死んでしまっている歯や過去に根の治療をした歯の根の先にできる膿の袋のことを言います。
①虫歯がC3まで進行してしまい、菌が神経まで達している状態。
②神経が死んでしまうと、根の先に膿が溜まっていきます。(根尖病巣)
③体は異物を外に出そうとするため、溜まった膿は骨、歯肉を貫通して外に排出されます。その際、排出の出口がニキビの様に腫れる事があり、これを内歯瘻と言います。
歯茎が腫れたときの症状
虫歯が神経まで達しているため、ズキズキとした強い痛みが出ます。歯の根の病巣が急性化すると痛みを伴い急激に腫れる事があり、免疫力が低下したりすると急性化するのです。
治療法
歯茎が腫れている場合は当然、早急な治療が必要です。治療方法は虫歯の治療、根の治療の両方をおこないます。
①虫歯を除去
②根の治療
③根に防腐剤をつめる
病巣が大きい場合は歯根端切除術と言って歯肉を切開して、病巣を直接取り出す手術をすることもあります。
すでに歯茎が腫れている方はもちろん、虫歯で歯茎が腫れない様に、早めの虫歯治療がとても大切です。
症例写真
実際に受けられた患者様の症例をご紹介します。